5月/zatta について

夜光性ep 最後の曲です

ごがつのざった と読みます。

何となくカラッと強く吹く夜風が気持ちいいし、夏の始まりを感じさせる5月が好きです。

この曲もファズ+リバーブをかけてギターを弾いています。それが好きです。

この曲は1番最初に作った曲で、自分らしく鬱屈とした歌詞になってるなと改めて感じます。

昼間にあった嫌な出来事を夜に消化しきれずに時間だけが溶けていく、

よく、嫌なことはすぐに忘れないとその事柄に時間を使ってもったいない、的なことをいいますが、「そんな簡単に割り切れるかい、逆に忘れれない自分が嫌になってくるわ。」

って感じになりますね。クサクサします。

ならせめて歌にしていつまでも嫌なことに攻撃的に音を鳴らしてられるようにしてやろうって所が正直な気持ちですね、

俺のバンドは音が割と大きいのですが、

やはり大きな音を鳴らしてる時だけ嫌なことも武器にして無敵になった気分になれます。

たとえいつまでも引きずってる情けない自分でいたとしても、それを受け入れていいこと悪いこと抱きかかえて歌にして生きていこう。 音楽をやってるとそういう特権があるんだなー、とふと思いました。

バンドやっててよかったいつまでも全部を形にして吐き出せる、バンドって尊い

バンドさいこー 全てのバンドに幸あれ

 

未来は俺らの手の中について

昨日に引き続き

夜光性ep.より曲解説をしていきたいと思います。

 

 

2曲目「未来は俺らの手の中」

言わずと知れた名曲THA BLUE HERB

の同名曲より引用させていただきました。

勝手にすみません。

1820歳頃何もかもうまくいかないと精神的に参っていた時期に何度もこの曲を繰り返し聴いていました。

どん詰まりの生活、それでも続けるという姿勢にとても胸を打たれ今も特別な曲です。

それに倣って私生活(主にバンド活動)中のナイーブになった自分に対しての励ますような形の歌詞を書きました。

最終列車を降りて自宅へ帰る時間

意味はあるのか? いつまで続く?

取り留めのない考えはいつまでも続きます。

その時にとりあえずでも自分の足を動かすことが出来るようにそんな情けない虚勢と自分への肯定の歌です。

暗い曲ばっかり書く人生だったので

夜間飛行に続き、この曲も見直してみると比較的歌詞が明るくて自分の心情の変化に驚きました。

不確定な事柄は後になってみるまで自分で考えて行動することが出来て、それがたとえ思い通りではない悪い結果に終わっていたとしても自分を信じて何か行動することには

再挑戦する価値があるのだと思います。

ジョー・ストラマーが言った「月に手を伸ばせ、たとえ届かなくても」

まだ不確定な明日はどうせ終わるまでわからないのならせめて自分たちの手で作る、

そのくらいの気持ちでやっていきたいなって思いました。まだまだ先はある筈なので

夜間飛行について

 

今日から何日間か使って

epの曲 主催の話を

長くなりそうなのでブログを使って話したいと思います。

 

 

 

まずは夜間飛行について

epのリード曲です。

タイトル通り夜をテーマに書きました

 

「何もない」で充満してる空気感の中でこそ

静かな愛情みたいなのを一方的に感じて

炭酸が弾けるような、

サイダー色の透明な光が夜には溶けているんだろうなって考えてます。

バーブとファズを踏んで

コードがバーンッ!!!ってなるように弾いてます。それが夜です 

 

元々ep名でもある「夜光性」はこの曲のタイトルだったんですが、

夜は、誰しも綺麗に見えるものではなく、

最悪な明日を待つ瞬間でもあるかもしれない

そういう瞬間は誰にでもあるのだろう、

夜が綺麗に見えるなら夜を楽しんで

夜が嫌いな人にはそんなに悪いものじゃない

ってなんとなく伝えられるような

そんな思いで作りました。

 

当たり前ですが、夜は何も言わない存在で

人がどんな思いを持ってたとしてもただ

そこにいるってだけの存在だから

そんな押し付けがましくない夜が好きです。

基本的に夜か星のこと歌詞にしてます。

 

月灯がこの街の出口

 

砂漠と井戸

砂漠が美しいのはどこかに井戸を隠してるから

 

創作をしていて思うこと、

形容出きない良さが作品にあって、それを自分が何か意図せず隠してたいな。と

意図的に作り意図的に隠すのが本来のやり方だとしても、どこか不安定でどこか歪なもの

そんなものに惹かれてしまうのだろう。

 

夜がこんなに辛いのは朝に仕事が待ってるから

 

 

鉄風

世界が皮を一枚剥がしたように 

先週から今週は様変わり 

空気は冷え草木は枯れて

世界が一年の全てを溶かしてる様な気持ちになる。11月の事は上手く思い出せない。

生活は続く 寒くても

人であるゆえ冬眠もなし、枯れるもなし

生活は続くので、グラコロを食べる。

今日は絶対

生活が続くので、人は選べる。幸せになれる。

誰かが用意して巡り巡って自分のところに流れてくる幸せを文字通り噛み締めよう。

布団から出ることが出来たなら

have a nice day 鉄風city